スピリチュアルな本を生みだす人々

- interview with  株式会社ミシマ社 代表 三島邦弘 氏 -

ブッククラブ回が開店してから、
今まで、たくさんの出版社の方々にお世話になってきました。
このコーナーでは、独自のクオリティをもつ書籍を
発信しつづける出版社の方にお話をうかがいます。
情報が飽和する中、本を生みだす人々の重みある言葉は、
あなたの本探しの助けになるのではないでしょうか。


nl105_mishima

株式会社ミシマ社 代表 三島邦弘 氏


公式サイト:
ミシマ社
http://mishimasha.com/





会社概要、発行物の傾向:

ミシマ社は自由が丘と京都を拠点に活動する、
小さな総合出版社です。
2006年創業、昨年10月に10周年を迎えました。
ジャンルが多岐なのは、
「面白い」から始めているからです。
未分化な状態の「面白い」を
その本来の性質を最大限生かすように育てていく。
そうした結果、最終形として絵本になったり、
人文書になったり、エッセイになったり。

表面的にばらばらの本たちも元をたどればすべて、
マグマのような「おもしろ」原液にたどりつきます。
また、一冊一冊の本が持つ熱量をできるだけ冷まさずに、
そのまま読者の元へ届けたいという思いから、
直取引というスタイルで本屋さんへ本を卸しています。
書き手、編集者、営業、書店、そして読者。
そのそれぞれにおいて一冊の面白さを高め合える。
それが私たちの考える「一冊入魂」です。




出版社を始めたきっかけ:

それまで出版社二社に勤めていたのですが、
ある日、「そうか、会社をつくったらいいんだ」と
思いついてしまったんですよね。




活動の根底に流れている目的やメッセージ:

本はおもしろい!
その思いや感覚を共有したい。
これからつづく世代の人たちにも、ずっと。




特別な思いのある一冊:

すべての本です。
特別な思いをもたない本を出すことはありませんから。




スピリチュアルブームについて:

うーんどうなんでしょう。
スピリチュアルな本に
携わってきた意識がまったくないので、
よくわからないです。




本とのつきあい方:

本は生き物だと思っています。
ただ、生鮮食品なんかと違うのは、
賞味期限があったり、ものとして腐ったりしないこと。
だからといって、生命力がないわけではない。
物理的に腐ることのない生き物。
それが本ではないでしょうか。
とすれば、自分を生かす生き物としての
本に出会うことができるかどうかは、
いち生物としてとても重要なはずです。
生き物としての出会いを豊かなものにするには、
実は、ふだんの生活感度を
上げておくことから始まるのではないか。
そんなふうに思います。
その本から、さらに関連する読みたい本が出てくるので、
その本をまた読んでいくと、
自分の読書の世界ができあがっていくでしょう。




どうもありがとうございました。





このインタビューについての関連書籍等はこちら → click!


クリストフ・シュミッツ氏の「白川先生との交流と白川文字学の翻訳」はこちら → click!

BOOK CLUB KAI  [ home ] [ contact ] [ link ] [ privacy policy]・・・ [ back ] [ page top ]
Copyright (c) 1989-2017 BOOK CLUB KAI  All Rights Reserved.