ブッククラブ回に楽しくて、にぎやか、それでいて神聖なアイテムが加わりました。マントラを再生する機械、チャンティングマシーンです。
コンセントを差し込むと再生が始まり、本体横のツマミでボリュームを調節、曲送りボタンで次のマントラへ。スマートフォンで誰もが音楽を聴ける多機能全盛の世の中にあって、いたってシンプル、マントラだけを再生するボックスです。

インド滞在経験者にはおそらくお馴染みのあの音が鳴り響く、このチャンティングマシーンを紹介してくださったのは、滋賀県草津市にある「世界の楽器 RAGAM （ラーガム）」のオーナー田邉さんです。田邉さんは民族楽器店勤務の経験を経て、現在は世界中の珍しい楽器の販売を行う「RAGAM」を運営しています。

音楽室で習う西洋を中心とするクラシックや、チャートにランキング入りする商業音楽だけではない、人々の生活から生まれたままの音楽と、それを奏でる楽器が今も残る場所へ。そんな旅する田邉さんですが、ある時はなぜか都会から車で10時間、ネットの公式写真とは似ても似つかない、鶏が歩きまわる片田舎へと辿り着き、ある時は川べりのホテルで３日待たされても楽器は結局届かない…… 。異文化エピソード満載の旅を重ねながら、日本ではまだあまり馴染みのない楽器の数々を紹介しています。

そして、それらの楽器が作られ、演奏されるにいたった世界観や宗教観など、文化的背景も広く知ってもらいたい。そんな気持ちと共に、楽器の通販のみにとどまらず、幼稚園から大学まで、教育機関などでのワークショップや、イベントへの出店、野外フェスへの参加など、寄せられる多様な要望に柔軟に寄り添いながら、日々活動されています。

今回ご紹介するチャンティングマシーンは、ヒンドゥー教の神聖な音、言葉、フレーズであるマントラを繰り返し再生します。一般的にマントラは特定の神や概念に捧げられ、その音のバイブレーションは宇宙のエネルギーと共鳴すると言われています。そして、日々唱えることで心身を浄化し、それらの神や概念と自身が繋がることができるとされています。レトロでポップな金属のボックスにも、こんな風に深い文化的、宗教的意味が潜んでいることを知る。もしかするとこれは、田邉さんの思惑どおりなのではないでしょうか？

ヒンドゥーの神々を讃える歌やマントラが収録されている電子楽器です。
マントラを再生してお祈りを捧げたり、インドのあの雰囲気を感じたり、トラックのサンプルに使用したり、それぞれの用途に応じてご利用、お楽しみいただけます。

コンセントに差すとマントラが流れます。
一つのマントラをリピート再生します。
側面に音量ツマミ、曲送りボタンが付いています。
曲送りボタンをオン/オフ操作すると、次のマントラが流れます。
日本用の変換プラグ付き。

※新品ですが、生産時から本体の歪みや色ムラやスリ傷、シールの貼り付けムラがあります。
予めご了承ください。

全27曲入り。
RAGAM / 4950円（税込）・4730円（税込）・4400円（税込）
＊状態によって価格が異なります。