Body Mind Spirit

ボディ×マインド×スピリット

人類の未来が明らかに破滅の運命にさらされているにもかかわらず、
私たちの学習能力は、
未だにホモサピエンスの本来の能力に達していないと思います。
今日の人間が
わずかばかりの気づきしかもっていないことを責めるのは早すぎます。
それは、偶然に獲得したものであり、
人間が本来もっている優れた能力、
複雑なものをごく単純なものに還元する、
すなわち学習する能力によって獲得したものではないからです。
私たち人間は、まだ本質的な選択の自由を行使したことはないし、
学び方を学んだことはほとんどありません。

– モーシェ・フェルデンクライス - 『脳の迷路の冒険』より

Books
 脳の迷路の冒険

フェルデンクライスの治療の実際
モーシェ・フェルデンクライス  / 壮神社
体の動きと気づき=ボディ・アウェアネスを通して心身を開放する技法、フェルデンクライス・メソード。これは創始者フェルデンクライス自らが記した、脳に障害を負った女性への治療の記録である。人間の脳という複雑な未知の領域に踏み込み、その可能性を探ることで、患者が変容する様が克明に描かれる。

1601 円(税込)


マインド×ボディ&スピリット

ポール・ホーム / ガイアブックス
地球上の様々な人間の文化における
人体・マインド・スピリット観や“位置づけ”を興味深くとらえた本書。現代的な解剖学と生理学によるオーソドックスな概念から、人間の命と宇宙を結びつけるインドのチャクラ体系、中国の経絡図、カッバーラの生命の樹、西アフリカのシャーマニズムなど、様々な古代の知識から引き出された代替的なボディマップを解説していく。

5280 円(税込)


身体知性

医師が見つけた身体と感情の深いつながり
佐藤友亮 / 朝日新聞出版
解明出来た部分と出来ない部分を厳しく分けて取り扱い、分析的な追求を最善とするのが西洋医学の特徴だ。自然科学と医学の革命的な出会いによって、俗説や偉人の説に則った診断は覆され、飛躍的な発展を遂げた一方で、エビデンスに依らないものは「分からない」という言葉に回収されることになった。しかし実際の臨床では緊急の判断が必要とされる場合も当然あり、また、患者やその家族とは感情を伴う言葉のやりとりを行わなければならない。そしてそこに身を置き、実際に行動を起こしているのは医師自身の身体だ。感情変化と誤診、感情の起こりと身体の関係、そして著者自身が実践を重ねてきた武道における東洋的身体の捉え方など、武道家であり現役医師である著者が、統合的な身体、身体知性の可能性を論じる。

1650 円(税込)


身体をめぐるレッスン1 夢みる身体

鷲田清一 編 / 岩波書店
身体は確かに物体であり、その構造と働きには生理学的、解剖学的な解明がなされてきた一方で、例えば肥満のような自衛できそうな身体的な快不快さえ、私たちは今も無くすことができないでいる。人を閉じ込める檻のようでありどこにでも移動できる自由を与える乗り物でもある身体を、人はどのように社会の中で捉えてきたのか。身体をめぐる幻想についての論考集。

2970 円(税込)


限界を超える子どもたち

脳・身体・障害への新たなアプローチ
アナット・バニエル/(株)太郎次郎社エディタス
脳内物質の変化や新しいニューロンの形成、神経回路の再配線などによって可能となる、脳の可塑性に注目が集まっている。本書は脳性まひや診断不明な発達障害など、さまざまな問題を抱えた子どもたちが、身体感覚を通した可塑性へのアプローチを通して、それまで限界とみなされた活動領域を超えていく様子を9つの実践ステップを通して描いている。

2420(税込)

ボディ×マインド×スピリット