ブッククラブ回 秋のフェア

石と共に暮らす。 - 大谷石の世界 -

2023.11.11 Sat 〜 12.3 Sun

こちらのイベントは終了致しました。

「大谷の奇岩群」として知られる、風雨の浸食によって生まれた巨大な岩を擁する風景が特徴的な「石の街」、栃木県大谷町。そこで産出される大谷石の自然の力と軽やかな質感が魅力的な、日常雑貨のシリーズが入荷しました。

約1500万年前頃に起こった海底火山の噴火や海底面の変化など、自然の大きな力によって創り出された天然の素材、大谷石。粘土鉱物の一種であるゼオライトを含み、多孔質のため、スポンジのようにガスや水分を吸着します。また、放出している強い遠赤外線が腐敗の進行やカビの発生を抑え、マイナスイオンも発生させるため、空間を清浄に保ちます。

大谷石は壁材や床材として使用することで断熱、保温、耐火効果、また吸着によるシックハウス症候群の防止や消臭効果などが期待できるため、その働きが活用されるとともに、ナチュラルで温かな風合いがデザインにも取り入れられてきました。フランク・ロイド・ライト設計による帝国ホテル旧本館「ライト館」(現在は愛知県「明治村」に一部移築)や、池袋の「自由学園明日館」には大谷石が使われており、ライトによる日本の石の建築としてよく知られています。ブッククラブ回のレジカウンター前面全体にも大谷石のプレートが貼られています。

現在は、職人の彫刻の技を活かして一つ一つ丁寧に作られる、ハンドメイドのフラワーベースや断熱性を活かしたキャンドルライトスタンド、オブジェや植栽用の鉢など、インテリア用品も多く作られるようになり、天然の調湿、防臭効果がある日常雑貨として注目が集まっています。

この度、縁あって、大谷資料館 とブッククラブ回とのコラボレーション・アイテム『キャンドル・ライト・スタンド 小』をはじめとする、様々な大谷石製品が、製造元からブッククラブ回へと直接届けられることになりました。人間の生きる時間をはるかに超えた昔から、日本の地層の中に眠っていた大谷の石たち。大いなる自然とその恩恵を、日常の暮らしに気軽に取り入れてみてはいかがでしょうか。


店頭フェア詳細

石と共に暮らす。 ― 大谷石の世界 ―

期間: 2023年11月11日(土)~12月3日(日)

期間中は大谷石特設コーナーにて、大谷石の製品はもちろんギフトセットのご提案の他、ブッククラブ回セレクトの石や絶景、地球の不思議にまつわる書籍などをご用意いたします。

【ご来店時のお願い】

・会場に駐車場はございません。自転車・バイクの駐輪はご遠慮ください。公共交通機関をご利用いただくか、お近くのコインパーキングのご利用をお願いいたします。

・発熱、せきなど、体調不良時のご来店はご遠慮ください。

大谷石グッズの一部をご紹介します。

・オンラインストアでの掲載は一部になります。全ラインナップは店頭でご覧いただけます。

・ 大谷石製品は店頭購入での発送は承っておりません。予めご了承ください。


宇都宮市大谷町にある大谷資料館では、大谷石の採掘場跡地を見学し、写真や道具などの展示資料からこの地の採掘の歴史を体感しながら学ぶことができます。ブッククラブ回では製品の取り扱いに先立って、大谷資料館を訪ね、館長 大久保恵一氏のインタビューを行いました。

大谷石にまつわる興味深いお話はこちらからご覧ください。

プロフィール

大久保恵一(おおくぼ・けいいち)
大谷資料館 館長、株式会社大久保 代表取締役
大谷町で代々続く総合建設会社を営み、大谷石の採掘施工に長年携わる。大谷資料館オープンに着手、現在は館長も務める。

大谷資料館 
栃木県宇都宮市大谷町909